台風21号と前線の影響で雨の中、二日間報恩講法要を勤めた。講師は首都圏開教専従員で、今月埼玉県入間市に布教所超法寺を開所したばかりの末田雅裕師。20年前義母の葬儀が縁で知り合った全国布教同志会の仲間でもある。分かり易い言葉で「阿弥陀さまのすくい」を説いてくださった。新しいお寺を作ってお念仏を伝えたいという熱い思いが伝わってきて、とても有り難かった。

任用15年目の布教使として出席。全国の布教使仲間と研鑽を積む。23日は台風21号の影響が残っていて、ＪＲの運転見合わせや高速道路の通行止めなどで、集合時間に間に合わなかった人もあった。私自身も開始時間の間際に到着。本願寺では、銀杏の木が強風で無惨な姿に。開講式では専如ご門主からもお言葉をいただく。会場は伝道院。講義は丘山願海講頭の「念仏者の生き方に学ぶ」、大田和上の「譬喩に学ぶ」、小林顕英師の「初めて法話を聞く人たちへ」のほか、特別講義として「人口知能の現状と将来」や旅行会社社長の「お寺を盛り上げる7つのアクション」など日ごろ接することのない講義もあり、述べ5日間の布教講会は実に有意義だった。

台風21号の強風で無惨に折れた阿弥陀堂前の銀杏。

ご門主や関係者と記念撮影

講義の会場となった伝道院

講義会場の講堂

布教講会の修了証

10月21日・22日は野洲市の光圓寺の報恩講に出講。台風21号が接近しているため、午後の予定を午前に繰り上げて勤められた。同じ日に勤められた甲賀組の正覚寺には坊守が参勤。21日の夜一座だけ住職が参勤させていただいた。

守山市まちづくり人権教育推進協議会の一行22名が来寺。人権学習会の講師として約2時間話をする。午後は滋賀教区教務所で広報誌「おうみ法の友」の編集会議に出席。

民生委員の研修旅行で山陰方面にバスで行く。初日は足立美術館へ。14年連続日本一の日本庭園の美しさに見とれる。宿泊は玉造温泉。委員同士の懇親を深めた。二日目は出雲大社へ。神頼みすることはないので人の様子を眺めていた。帰りは境港の魚市場で買い物。新鮮なアオリイカを手に入れ、帰宅後いただいた。皆さん、お疲れさまでした。

午前中、湖南市の西教寺（甲賀組）の親鸞聖人750回大遠忌法要に参勤。散華頭を勤める。午後は米原市の教願寺（坂田組）の同じく親鸞聖人750回大遠忌法要に、こちらは記念法話の講師を務める。あいにくの天候だったが、準備が大変だったことを思うと、どちらも円成おめでとうございます。

嚴浄寺では毎年、報恩講が近づくと仏具磨きを行う。ご門徒の方々が集まってワイワイ話しながら、仏具をピカピカに磨いてくれる。報恩講まで、あと2週間。

昨日までの暑さが嘘のように消え、秋本来の気温に戻った。天気は下り坂、夜半には雨が降り出す模様。愛東マーガレットステーションのコスモスは今が見頃。しばらく楽しめそうだ。今日は「おうみ法の友」の原稿編集や法話準備などでパソコンの前が長かった。

渋滞を予想し、バイクで出かけたのが正解だった。名物信楽駅前の陶器市は旧信楽庁舎の駐車場が会場になっていた。陶芸の森 の作家展にも足を運んでみたが、今年は人出が少なく感じた。最新の技術を紹介する展示場で大きな陶製風呂桶を見つけた。陶製風呂桶は人気があるようだ。

同じ甲賀組内の法專寺の親鸞聖人750回大遠忌法要に参勤。生まれ故郷にあるこの寺は平成12年春から3年間住職をしていたことがあり、思い出の詰まったところだ。ただ、どこも同じだが若い人や男性のお参りが少なく、この先心配だ。

草津市南笠東まちづくりセンターの一行34名が人権研修のため来寺。滋賀県水平社と嚴浄寺の歴史などについて90分話す。「はがき道」についての話が受けたようだ。帰りに「複写はがきの控え」を50冊も購入された方がいて驚いた。明日も、三重県桑名市の団体が同様の研修に来寺予定。

「おうみ法の友」の取材のため竜王町の東光寺（守快信住職）を訪ねる。守住職は開かれたお寺を目指してピザ窯を自作し、ピザパーティーを通して門信徒の輪を広げる活動をしている。ピザ窯作りに苦労話などをお聞きした。

夕方、民生委員の仕事の一つで、フレンドマート甲南店で30分間、赤い羽根共同募金の啓発活動を行った。初めての体験で多少気恥ずかしい面もあったが、次第に声掛けができるようになった。

午前10時半から6月に亡くなられたＭさんの百か日法要と墓地納骨。午後1時半からＮさんの3回忌法要。10月に入ったので衣替えの時期だが、日中の暑さはまだ残っているので、夏用衣体で勤めさせていただく。久しぶりに多忙な日曜日だった。