境内では藤の花が終わったが次々と別の花が入れ替わって咲く始めている。コデマリは本堂にも使わせてもらっている。
奈良県の仏教遺跡を訪ねた。桜井市の「仏教伝来の地」の石碑を訪ねた。大和川を船で遡行してきた終点に当たる場所のようだった。日本で最初に仏教が伝わった場所とされている。近くの安部文殊院にも足を運んだ。その後、奈良の国立博物館で「空海展」を見てきた。平日にもかかわらず会場は混雑していた。
境内の藤が見頃になってきた。隣のコデマリも咲きだした。生憎の曇り空で時々雨模様だったが、午前11時から門徒の自宅で葬儀を勤めた。最近の葬儀はホールで営まれることが多いが、あらためて自宅での葬儀が心に残る葬儀になることを実感した。葬儀の参列者の少人数化がすすめば、自宅葬も復活することを確信した。
栗東市小柿の光円寺様の永代経法要に出講した。10年くらい前に続いて2度目のご縁だった。生憎の天候だったが熱心にお聴聞してくださったので有難く思った。
近江八幡市の滋賀県婦人会館で滋賀県水平社創立100周年記念事業があり出席した。基調講演は武田一夫氏、記念講演は大阪人権博物館館長の朝治武氏、特別講演は活動家・朝野温知氏の娘・早川紀久子氏だった。講演会の後、100年前に創立大会の会場に使われる予定だった旧八幡公会堂の建物で、現在近江八幡ユースホステルになっている場所で行われた。
境内の藤が咲きだした。いつもと同じような時期だったと思う。シャクナゲも2,3日前から真っ白な花をつけている。このシャクナゲは今まで花をつけていなかったようだが、ようやく一人前になったのだろう。
遅れて開花した桜(ソメイヨシノ)はあっという間に葉桜に変わってしまった。代わりに別種の桜が何種類か咲いている。黄桜というのは酒のことかと思っていたら、本当に黄色い花をつける桜があった。真っ白い桜もある。道端にはイタドリがあっという間に大きくなっていた。このところ気温が高く、初夏の植物は早く咲くことになるだろう。
甲賀組内の西教寺前住職が亡くなり葬儀に参勤した。前住職は私と同学年だったこともあり、自分もこの先長くはないかも知れないという思った。
宝木水平社100周年記念大会を本堂で開催。主な行事は関係者総追悼法要、記念講演、記念植樹だった。記念講演は郷土史研究家・武田一夫氏にお願いした。記念植樹は境内のカエデの木を植えた。
堺の老人ホームに叔母を訪ねる。近くに住む妹も一緒に訪問してくれた。95歳だが歯が丈夫なので何でも食べられることから元気な様子だった。
仏教壮年会の人に手伝ってもらい、境内の蓮の植え替え作業を行った。
ウォーキング中に希望ヶ丘で見事なユキヤナギに出会った。杣川の桜はもう少し先になりそうだ。
予定していた花見は桜の開花遅れで、行先を草津の水生植物園「みずの森」に変更して決行した。水生植物園は年間を通して多様な植物が見られ、とりわけ睡蓮や蓮などの水生植物が工夫を凝らして展示されている。癒しと学びを両立できる施設だ。
遅れていた桜の開花が今日彦根地方でも発表された。地元の甲賀市でも杣川堤の桜がちらほら咲いていた。一週間ほどで満開になるだろう。
令和6年度(2024年度)がスタートした。自治体や事業所などで入社式が行われている。50年以上も昔の自身の入社式を思い出した。良し悪しはともかく、今は新年度と言っても何も変わらない日々を送れていること自体が幸せなんだろうと思う。ウォーキング中に小さな花が力いっぱい咲いているのを見て、当たり前だが有難いことだと思う。